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バイオテクノロジーってなに?

われわれ人類は、実はバイオテクノロジーを昔から利用していました。 酒、味噌、ヨーグルトなどの発酵食品の利用や、作物や家畜の品種改良は、 オールドバイオテクノロジー と呼ばれています。 それに対して、近年の遺伝子組み換え技術や細胞融合技術などは、 ニューバイオテクノロジー と言われています。 最近では、バイオテクノロジーの領域を色でイメージすることもあります。 例えば、 「グリーンバイオ」といえば農業、環境 の分野を表し、組み換え植物生産や有用微生物による環境浄化などの技術が含まれます。 「レッドバイオ」は血液のイメージから医療、健康の分野 で、医薬品開発はまさにこの領域に含まれます。 他にも 「ホワイトバイオ」(工業、エネルギー分野)、「ブルーバイオ」(海洋、水産物の利用) などもあります。

バイオエコノミーって何?

バイオエコノミーはバイオテクノロジーと持続可能な循環型の経済活動を融合させた取り組みであり、EU(欧州連合)では、1,800万人以上の雇用と2兆ユーロ(約260兆円)を超える売上高をもたらしています。 バイオ分野への政策と研究が強固に連携していくことにより、2025年までには年間およそ80万人の新たな雇用と450億ユーロ(約6兆円)の付加価値を生み出すことが期待されています。 バイオ由来の製品や材料、エネルギーへ転換していくことで2030年までに年間25億トンの二酸化炭素(CO2)削減を目指しており、このような低炭素社会への取り組みは英国やドイツ、フィンランドなどにも広がっています。 またアメリカにおいては、バイオテクノロジーを駆使し、利益を追求しながらも実用化に取り組んでいます。

バイオテックでモノづくり産業が変革していますか?

バイオテックでモノづくり産業が変革しています。 開発スピードが10年から1年になるゲームチェンジャーな技術といえ、社会課題や地球規模の課題を解決できる可能性を秘めています。 バイオテクノロジーの進展と社会実装は高速に進むことが予想されています。

バイオエンジニアリングって何?

CRISPRなどの技術が普及したことで、生物のデザインとプログラミングの難易度が下がりました。 実現したい性質や機能を自ら作ることも可能になりました。 これが「バイオエンジニアリング」です。 合成生物学が急速に身近になってきている動きは、「ムーアの法則」の下でコンピュータが安価になり、マイクロソフトやアップル、そしてグーグルやフェイスブックのようなベンチャー企業が次々と誕生して巨大な産業となったITに似ています。

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